環境への取り組み

ペーパーレス
商品企画やデザイン制作を行う職場では、デザイン業務で発生するあおり検版※作業について、AIを活用した業務改善に取り組んでいます。従来人力で行っていた印刷物や出版物の制作過程で発生するミスの校正作業をデジタル化することで、色彩やミリ単位での差分を検出できるようになり、作業品質の向上と、従業員の労働時間の短縮につながっています。また、2024年度は社内報制作の一部にデジタル校正を導入したところ、およそ220枚のペーパーレスを実現しました。今後導入率を伸ばし、さらなるペーパーレスに努めてまいります。
〈この取り組みに携わっている事業〉


生物多様性
当社では、生物多様性への配慮と『お客様にとって価値の高い緑地管理』の実現を目指し、人と自然が共生する未来づくりにチャレンジしています。2024年度は、当社が緑地管理する施設のひとつで、施設外の周辺環境含めた調査を行い、生態系の各層を考慮し、自然の大切さや重要さを実感できるような緑地管理計画を立てています。具体的には、活動を活性化するためのシンボル種として準絶滅危惧種(ギフチョウ)を選定。施設のお客様と連携・協力して、生息場所となるような簡易ビオトープ※を設置し、生息調査を行っています。継続的な経過観察を通してより規模を拡げた生育環境整備と緑地管理の実現に挑戦することで、環境保全に取り組んでいます。
〈この取り組みに携わっている事業〉

※ビオトープ(Biotope)とは…生物が生息・生育できる環境そのものを指す

廃棄物削減
お客様が開催する社内イベントの企画などを受注している職場では、トヨタ自動車株式会社様と共同で『クルマのシート端材を活用した子ども向けワークショップ』を提案し、お客様のサステナビリティに関する取組をお手伝いしています。
株式会社三五様の社内イベントでは、参加された従業員のお子様向けにレザークラフト無料体験を実施し、子どもにリサイクルやクルマへ関心を持ってもらうとともに、廃棄物の行方、資源の有効活用について考える機会を提供しています。お客様の従業員の皆さまの環境意識高揚の一助となるような提案を行うことで環境負荷の低減に取り組んでいます。


カーボンニュートラル
お客様からの委託業務で当社が施設管理を行う研修施設において、空調設定の定期リセットによるエネルギー使用量の低減に取り組んでいます。2023年度のトライアルでは2022年度比約13.5万kWhの削減を実現。2024年度も活動を継続し、施設の稼働率の増加と比較してエネルギー使用量は微増にとどめるなど、施設オーナーから喜びの声をいただいています。日頃の業務の中で取り組める身近な事から、地道な活動を積み重ね、CO2削減・環境負荷の低減の促進を図っています。
