2003年~
・業績管理、税務、社内経理監査等
2006年~
※途中、係長に昇格
2010年~
・会計・業績管理システム立ち上げ(責任者)
2017年~
・統括業務、新規案件獲得・立ち上げ
2018年~
2021年~
現在の主な業務は、企画部運営(スケジュール管理・労務管理・施策等承認、上程)です。企画部は経営企画・人事制度企画・採用・研修などの機能を持った管理部門です。部長という立場上、自ら手を動かすというよりは見守る時間が多いため、かなりの忍耐を必要とします。でも、メンバーのみんなと苦労した分、自分たちが考えたことが会社全体の施策や制度として一つのカタチになることが大きな魅力でもあります。
過去、営業部門に所属していた時は、指定管理案件の入札・立ち上げを行う営業推進部で部長を任せていただきました。管理部門で作成する社内向け書簡も、営業部門で作成するプレゼン資料も、相手に何かを伝えるという意味では共通していましたが、どちらの場合も常に読み手(伝えたい相手)の目線に立って作成しなければならないという意識が養われたと思います。相手の話や意見をよく聞く。その気持ちや姿勢は、どの部所でも大変重要です。管理部門においては従業員のみんなをお客様だと考えれば、みんなが望んでいることは何なのか、みんなにとって良いこととは何なのかについて、まずはよく聞き、知らなければいけない。「これが営業という立場だったら」「あるいはこの視点からはどうか」と、よく考えることです。また、営業としてありがちなのは、お客様に「提案したい」という思いが強すぎて、実はそれは自分が言いたいこと、やりたいことを言っているだけ、というケースです。その前に、相手の話をまずきちんと聞く。相手の、ましてやお客様の話を遮ることはNGです。自分が話したいことよりも相手の話を優先して聞くには、ある意味我慢が必要です。しかし、こちらがいくら「実施したい、進めたい」と思っても、相手に響かなければ永遠にその案が採用されることはありません。「誰のために、何のために」するのかについて、常に心にとどめ立ち返ることが、いつ何時も必要だということをこれまでの経験から学びました。
この立場になると特にそうですが、自分一人の力では何もできません。今、企画部が運営できているのも、部のメンバー一人ひとりがしっかりと仕事をしてくれているおかげです。もちろん、立場上、何かを指示する場面は多いですが、判断を求められる際にも、メンバーの考えや思いを知ることが重要だと考えていますので、まずは相手が話しやすい雰囲気をつくったうえで「聞く」ということを大事にしています。そして、指示や打ち合わせの後、実際にメンバーが行動してくれたことに対しては感謝を忘れません。いつでも「ありがとう」を素直に言える人間でいたいです。現在、部員は約30名いますから、ひと月に一回全員と話しができるかどうかですが、話題は問わず、とにかく全員に声をかけることを心がけています。みんなの様子をよく見て、悩んでいる素振りをしている人にはこちらから声をかけます。大事なのは会話のキャッチボールをすることです。部としての全体ミーティングももちろんありますが、室長やグループ長といった中心メンバーとは限られた時間内で効率よくミーティングを毎週欠かさず行っています。世の中の変化に伴い、私自身も在宅でミーティングをすることもあります。ときには「メンバー全員が在宅だね」なんてこともあって、リモートにはすっかり慣れましたね(笑)。面着、リモートそれぞれに良さがありますので、今後もうまく使い分けていければと思っています。
私がかつて属していた営業推進部では、さまざまな新規案件の提案を行ってきましたが、部内のみで完結して提案できたものはほんのひと握りで、大半は社内の多くの方々にご協力いただき、作り上げてきたものばかりでした。一つの業種や事業に特化していることが強みとなる場合もありますが、複数の事業が求められる案件に対しては、当社が多事業であることが大きな武器となります。その武器を、お客様のニーズや取り組む内容によってうまく使い分けていくことが大切です。お客様のニーズも年々変化をしていきますから、それに対して柔軟に応えられるのが当社の強みです。
コロナウイルスの感染拡大は、我々の生活のみならず、社会全体の行動様式さえも大きく変えました。加えて、通信や技術の発達により、5年前はおろか1・2年前に通用したことや手法が新しいものにとって代わられるほど、急激な環境変化が起きています。とすれば、当然ながら、お客様が求めるものも刻一刻と変化していくことが想定されます。当社は、この環境変化のスピードに負けないくらいの速さで変化し、お客様の要望に応えていく必要があります。少し掘り下げて言うと、「人でしかできない仕事」と「人が仕組みや手法を考える仕事」を棲み分け、お客様のニーズに対応していかなければならないと想定しています。前者はこれまでの仕事をいかに進化させるか、後者は、当社の多様性を活かしていかに知恵を絞るか、がポイントになると考えます。当社は「人」の会社であり、それを原動力に成長してきましたから、双方を棲み分けしつつもバランスを保つことでビジネスチャンスが見出せるはずです。いずれにしてもこれまで積み上げてきたことをフル活用し、全社一丸となって取り組みます。
当社のモットーは、‟「ありがとう!」を喜びに ” です。これは、お客様と近い位置で向き合うことで実感できると思います。当社ではどの部所に属していたとしても、比較的お客様に近い位置で仕事ができるため、お客様に「ありがとう!」と言っていただける機会は必然的に多くなります。緊張感やプレッシャーを感じることがあっても、その分やりがいを持って働くことができるのではないでしょうか。自分一人でできることは限られていますから、みんなと関わりながら進めていくことが大事です。いろいろなシチュエーションで働けることも、多事業を展開する当社ならではの魅力と言えます。当社の会社ビジョンに「NEXTEP30(※)」がありますが、実は5年ごとに、20.25.30と更新されていて、そこにはすべて「幸せ」という言葉が入っています。入れるかどうかについて繰り返し議論しましたが、ぜひ入れようということになりました。社員一人ひとりが幸せを感じられる環境=会社でありたいという思いが込められています。これまで、私は幸運にも管理部門・営業部門の双方を経験することができました。でも、まだまだ学ぶべきことは多いと思っています。今後も人との出会いを大切にし、謙虚に学び続けたいです。
※NEXTEP30… 2030年に向けた会社ビジョン
若い皆さんは、いかようにでもその「個性」を変化させることができます。自分の良いところを伸ばすためには何をする必要があるか、一方で足りないところは何をすれば補えるのか、一度考え、そして言葉にしてみてください。皆さんが入社された後に、それらを一つひとつ一緒に実行していければ、それらはきっと皆さんのチカラ・財産とすることができるはずです。私は、就職活動において大切なことは、二つあると考えます。第一に、悔いを残さないためにしっかりと準備をすること。そしてもう一つは、場面ごとに必死に考え、自分の言葉で表現することです。きちんと考え、状況に合わせて準備して備えておけば、安心にもつながります。とはいえ、変化はつきものですから、どんなときでも落ち着いて考えることができるか。それが仕事を前に進めるための第一歩となります。実は、私自身が日ごろ目指していることでもあります(笑)。トヨタエンタプライズは、明るくバイタリティあふれる皆さんをお待ちしております。ぜひ一緒に働き、ともに成長していきましょう。
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