2015年~
・クライアント施設における清掃サービスの営業活動および現場マネジメント
お客様、協力会社との信頼関係づくりが新たな仕事の獲得につながることを学んだ。
2019年~
・指定管理施設の新規案件獲得、立ち上げ
社内外問わずさまざまな人と協力する中で、自分が知らないことを「聞ける人づくり」の重要性を学んだ。
※指定管理(者制度)とは… 行政が所有している公共施設の運営管理を民間企業に委任する制度のこと
2022年~
・新規の指定管理施設の責任者として、施設管理や職場マネジメントに従事
私がトヨタエンタプライズに入社を決めた1番の理由は「事業領域の幅広さ」です。そのきっかけとなったのは、トヨタエンタプライズの選考で、自身の将来や価値観について考えるグループワークに参加したこと。そこで、これまで生きてきた22年間を振り返ったとき、自分の価値観が何度も変化してきたことに気がつきました。この先、何十年と働き続けるなかで、自分のやりたい仕事や考え方も変わっていく…。そう思ったときに、一つの会社でありながら、いろいろなことが経験できるトヨタエンタプライズに入社しようと決めました。
入社前は事業領域の幅広さを魅力に感じていましたが、実際には漠然とした知識のみで、具体的なイメージが湧いていない事業も…。入社してはじめて、「こんな事業まで手掛けているんだ、これはいろいろな経験ができる」と心の底から実感することができました。実際、入社後も、会社が新しいことにチャレンジしており、新たな事業が増えています。この変化が生まれていく状態に、とても刺激を受けています。
現在は、地域交流拠点となっている公共施設の責任者として、施設管理全般を任されています。施設管理とひと口に言っても、施設の環境整備からイベント企画・運営、スタッフマネジメント、クライアントとの折衝、施設利用者への対応など、業務内容は多岐にわたります。この施設は廃校になった小学校の校舎を整備して作られた複合施設。お子様向けの遊び場や図書室のほか、自習室や多目的スペース、体育館等を完備していますので、学生さんが勉強しに来られたり、社会人の方が仕事終わりに運動しに来られることもあります。また、子育て世代や高齢者に向けたさまざまな取り組みを行っているため、幅広い世代の方が来訪されます。校舎を再活用した建物であることや、多種多様なサービスを提供する珍しい施設ですので、県外からさまざまな方が視察に来られるほどです。
そんな施設で仕事をするにあたり心がけているのは、関わるすべての方々の思いを大切にすることと、施設の設置目的である地域共生社会の実現です。スタッフにはこの施設が単なる職場ではなく、自己成長を実現できる場であってほしいですし、仕事を通して、自分がやってみたいことにどんどん挑戦してもらいたいと思っています。また、この施設が提供する多種多様なサービスで、利用者の方々の「やりたい」を実現し、世代や趣味を超えたつながりが生まれることを目指しています。以前に、他の自治体でマルシェを出店された方から、次は「自分が主催側になってみたい」と相談があり、実現させるための仕組みづくりをゼロから一緒に考えました。出展料や区画の設定などの基本的な部分を他のマルシェを参考に構想を考えるところからスタートし、3ヶ月かけて形にしていきました。入念な準備の甲斐あって、当日は大盛況。今となっては、より大規模なイベントも開催してもらえるようになりました。一つのマルシェから新しい輪を広げられて、地域の方の力になれたことはとても自信になりましたし、やりがいを感じています。実現させたいことはまだまだ山積み。一つひとつクリアしていきたいと思っています。
最初の配属先であるファシリティ部では、お客様施設の清掃管理を主に任され、スタッフのマネジメントやクライアントへの提案営業などを行っていました。その後に異動した営業推進部では、営業として指定管理施設(公共施設)の入札と受注後の立ち上げを経験。ファシリティ部での経験を活かして、施設の維持管理の提案内容を考えたり、立ち上げ時には自ら清掃スタッフの教育にも携わりました。
現在の施設運営の職場は、実は自ら志願をして異動した職場です。きっかけは、営業推進部で仕事をしていたときのこと。新規で立ち上げた施設の職場担当者から「なかなか計画通りに運営が出来ていない」という声が挙がってきました。綿密にシミュレーションをしたうえで、事業計画を立てているはずなのに、どうして思い通りにいかないのだろうか…。とても悩みましたが、現場の仕事や状況を把握しきれていないことが要因ではないかと考えました。そこで、自分自身が現場を経験することが最善策であると考え、自ら異動希望を上司に伝え、チャレンジさせていただけることに。実際にこうして現場に来てみると、「やはり現場でないとわからないことが多い」と痛感する場面が多々あります。多くの方々に利用していただいている分、突発的なトラブルも頻発しますし、施設の特性を踏まえたスケジュール立案やイベント実施、人員配置などを考える重要性を感じています。苦労も多いですが、日々新しい気付きや学びがあります。
元小学校を改修して立ち上げた施設のため、最初は施設内に什器や備品が何もないところから始まりました。オープン前に市役所の方と一緒に什器を運搬するなど、今当たり前にある状態をイチから創り上げたことは良い思い出であり、貴重な経験です。当時はとにかく一生懸命だったので大変だと感じたことは一切なく、無事に立ち上げたいという一心で動いていました。そもそも全く新しい施設を立ち上げる機会は滅多にないことなので、またとない貴重な経験になりましたし、クライアントである行政(市役所)との信頼関係を構築できたことは、大きな達成感につながりました。その時の経験が、今の仕事にも活きています。
現在、現場のスタッフは私を含めて21名。職場メンバーとの関わりの中で意識していることは“思い”を伝え、汲み取ることです。目指す方向性や自分の考えをメンバー全員に伝えることで、進む方向性を定めています。そして、それに向かって日々優秀なスタッフが尽力してくれているおかげで円滑な施設運営ができています。また、メンバーとは定期的に個別面談を行い、その時々の“思い”を聞くようにしています。全員がイキイキ働ける職場をつくるためには必要な機会だと思っていますし、そこからカイゼンが生まれることも。現場では、スタッフ一人ひとりが自ら考えて動けることが理想です。例えば清掃している最中でも、困っている人を見かけたら案内できるといいですよね。バレーボールをやりたいという人がいたら、施設をすでに利用しているバレーボール団体につなぐことで輪がどんどん広がります。先のマルシェの件もそうですし、さまざまな要望に寄り添って“思い”をカタチにできること、そして、公共施設の一員として、地域の方々の力になれることに、とてもやりがいを感じています。さらには、皆さまからの感謝の言葉や新しい挑戦をクライアントから評価していただけることは、何よりの喜びです。
公共施設の運営といっても、もちろん目標としている数字やクライアントの期待に継続的にお応えできるよう取り組む必要があります。また、それに加えて、指定管理上の仕様書には記されていない、プラスαの付加価値を提供することが私たちの使命だと思っています。そうすればきっと当施設に関わる全員が前向きな気持ちになれるでしょうし、地域交流拠点としてのあるべき姿だと思います。
そして、いつかは他の施設管理・運営にも携わってみたいです。さまざまな施設を知り、幅広い経験を積むことで多角的な視点で物事を考えられるようになりたいです。さらにいうと、複数の施設全体のマネジメントができるくらいのスキルと信頼を得ることが直近の目標です。広い知見とマネジメント力で、クライアントや施設利用者の方々、社内の仲間全員を巻き込んで、困っている方にとって少しでも力になれる存在になりたいです。
他の公共施設の運営メンバーと定期的に打合せを実施しています。
好事例などを共有し、運営に活かしていきます。
夏には会社の先輩や後輩とBBQをすることも。また、月に数回程度は趣味のフットサルに参加しています。プライベートもしっかりと楽しむことで、充実した生活を送っています。
※掲載内容は取材当時のものとなります
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