2003年~
・各事業所の月次確認、役員への月次報告、社長への四半期報告等
2006年~
・新規案件獲得、立ち上げ、運営管理
(関東のオートモール/自動車組立工場の見学ライン/自動車ショールーム/カフェ)
※途中、主任、係長へ昇格
2015年~
・名古屋市内の動植物園のフードコートと
グッズショップの立ち上げ、
運営管理、商品企画販売 等
2018年~
・受付、オフィスサポート、清掃等の施設管理
2021年~
・外国人技能実習生を受入れる企業への提案やサポート、実習生のフォロー
2023年~
・外国人技能実習生の受入・監理をし、受入企業並びに実習生をサポート
トヨタエンタプライズには20代半ばの時に中途採用で入社しました。以前イベント会社で営業をしていましたが、ノルマをしっかり達成していたのにその会社がつぶれてしまった。その原因となった数字(収益)のことをもっと知りたくて、トヨタエンタプライズに経理として飛び込みました。経理として実務経験を積むなかで経営層に説明する機会が度々あったのですが、そこで学んだのは、何事を説明するにしても経営層に納得してもらうには、数字で語れるようにならなければダメだ、ということです。また、会社へ報告するときにはどんな視点で見られているのか、つまり何をポイントとして押さえればよいのかも知りました。これらの経験や感覚が、その後のプロジェクト提案に活かされています。スケジュールの作成においても、どんな作業が発生してどのくらいの工数がかかりそうか予測し、仕事のゴールを見据えて取り組めるようになりました。ゴールまでのイメージをきちんと描いて仕事を進めることで、チームで仕事する際にも遅れがないよう配慮しています。
これまで色んな仕事を経験してきました。部所によって、進め方やお客様も異なりますから、経験として積み重ねてきたベースに、どう味付けをするかを考えるようなイメージで臨んでいます。僕は常に「新しいことに取り組みたい」と思っています。そして、頼まれたことはやり切ります。だからか、「片山に頼めば何とかなる」と信頼されて仕事を任されることが増え、それが徐々に小さい案件から大きな案件になっていって今があると思っています。
経理のあとは営業部門に異動し、大型プロジェクトをやり遂げました。しかし、入札時のプレゼンが受注に繋がったのは、当時の上司のサポートが大きかったからだと思っています。でも、社内で成果発表をしたときには「片山がやり遂げたから」と…。それからは、周囲の期待に応えようと、必死に取り組んでいきました。その結果、所属している部所の評判があがっていったのは、自分の個人的な評価をいただくことよりも嬉しかったです。
これまでに手掛けてきた数あるプロジェクトのなかで、名古屋市にある動植物園のフードコートとグッズショップは、思いの強かった案件です。名古屋市に住んでいれば、みなさんが一度は行く思い出の場所。そんな、誰かの思い出に残るような場所に携わる仕事ってすごくいいじゃないですか。トヨタエンタプライズで働く方が、「何の仕事をしているの?」と聞かれた時に「あの動植物園の仕事だよ」と答えられたら…。そんな、誰もが知っているランドマークに携われる仕事を手掛けられるなら、挑戦したいと思いました。でも、準備はかなり大変。これは建物を建てるところからはじまる案件で、その実績がこれまでに無かったからです。やり直しの連続で、企画・提案に至るまで、準備にはかなりの時間を費やしました。その甲斐もあり、プレゼンの結果は無事に受注。立ち上げ準備は、商品開発・テナント募集・施設運営などさまざまあり、大変でした。それでも、商品開発ではご縁があって有名なイラストレーターや、人気ファッションブランドとのコラボレーションが実現。子どもだけでなく、大人も楽しめるようにチームで協議しながら工夫できたと思います。新商品として、園にいる動物のカードをおまけとして付けた「アニマルイケメンチップス」もつくりました。「イケてる面(ツラ)」という意味でイケメン。飼育員さんの思いを汲んで、動物の愛称付きのカードにしました。テレビで取り上げられたこともあるんですよ。関わった人みんなで作り上げた施設が話題になったときは嬉しかったです。
何か新しい案件にチャレンジするとしても、世の中にはすでにそれに関する情報が出回っているケースがほとんど。だから、それらをしっかり情報収集して組み合わせて活用すれば、僕は何でもやれると思っています。これまでにいろいろな仕事をしてきましたが、仕事の根本は実はどれも変わらない。いろいろな部所でいろいろなクライアントと仕事をすることで、視野が広がっていきました。自分の経験値を活かして「こうしたらもっと良くなるのでは」というアイデアを加える。それが、年々強化されているように思います。トヨタエンタプライズは色んなことをやっているのが特徴ですが、それは、それだけ各ジャンルに長けている人がいるということ。社内にも、チャンスがあちこちに転がっています。自分が経理だった時は、とにかく机にじっとしているのが嫌で、「経理も現地現物でなければ」と提言し、各現場を見に行きました。そのときに自身が考えて提案した取り組みは、現在も全社で活用されています。トヨタエンタプライズでは、よりよくするために常に変化し続けようとする社風があります。だから変えられるんです。そこにはやれることがたくさんあります。自分に来る仕事がつまらないのではなくて、自分がその仕事のなかでやってみたいと思うことを見つければいいんです。
どんな打合せでも殺伐とした雰囲気にならないようにすることを心掛けています。思いついたアイデアを簡単に発言できる空気をつくる。これは、自分が思いついたことをすぐに言いたいので、実は自分のためでもあります。だから、おやじギャグを言ってその場をほぐすことも(笑)。そして、打合せ相手は部下やメンバーというよりも、一緒に仕事をする仲間と考えているので、より結果が出せるよう仕事をしやすいチームをつくり、進めることを常に意識しています。僕はこれまでにいろいろとチャンスをもらえたと思っています。それは、上司が僕を信頼して責任を持ってくれたから。だから自分も、同じことをしていかなくてはと思っています。基本は放っておいても、それは見守っているのであって、要所では締める。何かやりたい人がいたらチャンスを与えられる上司になりたい。自分がこれまでにさせてもらえたことを次の世代へつないでいきたいです。
現在は、外国人技能実習生の受入事業をしているTEC協同組合に出向しています。技能実習生を受入れる企業や、実習生の実習・生活面のサポート、適切に受入ができているかの監査等の業務をしています。はじめての経験となる業務のため、知識習得がカギになります。これまでの経験を活かしながらも、予測で物事を進めず、裏付けを取りながら進めることを心がけています。
今後、色んな仕事を任されると思いますが、それは自分なら出来ると期待されたということ。だから、自らの全力でぶつかって結果を出せばいいんです。結果がいいかわるいかはその時次第ですが、期待されて任されたことを胸に、いい結果を目指して取り組むのが大切です。働く環境の変化は、今までとは違う自分に会える、会社が与えてくれたチャンス。あとは自分がどうするか。それをプラスと見るか、マイナスと見るかは自分次第です。
クライアントに向けての資料作成。プロジェクトメンバーから意見をもらいながら作り上げていきます。
オンラインでの打合せが増えましたが、時にはクライアント先に直接訪問してコミュニケーションをとることも大切にしています。
※掲載内容は取材当時のものとなります
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