2022年7月~
・派遣営業(ルート営業9割、新規営業1割)
・派遣スタッフ提案、派遣スタッフのフォロー、入退社や契約手続き
私が入社を決めたきっかけは、「自身の考えやアイディアを形にできる仕事がしたい」「モノではなくコトづくりができたら」と漠然と考えていたときに、トヨタエンタプライズの「クルマを作らないトヨタ系の会社」というキャッチフレーズに惹かれたことです。また、私の就活時は新型コロナウイルスの影響もあり、インターンや面接などはほぼリモート開催。モニター越しではありましたが、人事や先輩方はいいことばかりではなく、苦労した経験なども包み隠さずに話してくださったことが印象的でした。特に、「やりたいことが変化しても、チャレンジできる環境がある」という言葉はとても現実味を帯びていて、「私も一緒に働きたい」と強く思うようになりました。今では、自分自身が先輩社員として学生の皆さんと対面していますが、何だか不思議な感覚です(笑)。
私は現在HS営業部の人材派遣営業として、人材不足のクライアント(派遣先企業)への求職者(派遣スタッフ)提案や、安定就業のための派遣スタッフのフォローを行っています。担当するクライアントは10社、スタッフの方は80名ほどです。なかには1社だけで60名ものスタッフを派遣している大口顧客もあります。クライアント先で就業しているスタッフと定期的に面談を行うのですが、「わからないことがあっても周りが忙しそうで聞けない」「働き方を変えたい。時短勤務にできるか」など、ご要望や相談内容はさまざま。私は入社してまだ2年目でありながら、それらの対応をほぼすべてメインで担当させてもらっています。もちろん、困ったときには先輩や上司にアドバイスをもらえる環境がありますが、新人とはいえ、クライアントやスタッフの方からは派遣のプロとして見られます。そのため、人材派遣営業に必要な専門知識の勉強は日課ですし、各業界の市場動向も欠かさずチェックしています。
私の営業スタイルの長所は、すぐ行動に移せること。スタッフやクライアントのご要望には、即時対応するよう心がけています。世の中には、さまざまな営業スタイルがあり、スピードを重視しながら動く営業もいれば、スタッフへの寄り添いを重視する営業もいます。私は、その2つを併せ持ったような、ハイブリッド型の営業スタイルを目指しています。
クライアントには「気になる点があれば遠慮なくおっしゃってください」と都度お声がけし、日頃からコミュニケーションを取るよう努めています。契約更新などの限られた時にだけ対応していては、本当の信頼関係は築けないと思うからです。派遣するスタッフの方に対しても同様です。スタッフの方は、私よりも人生経験が豊富な方ばかりなので、丁寧にヒアリングするよう心がけています。例えば、重要度の高いご相談があればその場で安易に回答せずに一度会社へ持ち帰り、社内で検討を重ねて、改めて面談の場を設けて対応します。スタッフの方と良い関係性が築けていると、実際に働いてみて感じる職場の印象や雰囲気などを共有してくださるようになり、次回提案をする際の参考として情報収集することもできます。そんなやり取りのなかで「竹尾さんに居てもらえてよかった」と言っていただけると嬉しいですし、やりがいを感じます。
もちろん、人材派遣営業はモノではなく人を相手にする仕事ですから、やりがいがある半面、苦労も多いです。以前、「この会社ではもう働けない」と退職を希望するスタッフの方がいましたが、まずは聞き役に徹してヒアリングを重ね、就業条件を見直した結果、契約を継続できたことがありました。スタッフの方は収入を継続して得られ、クライアントは労働力を継続して確保でき、最終的には双方にとって納得のいく形となったので、ほっと安堵したのを覚えています。それ以来、どちらもWin-Winの関係でいられるよう、クライアントとスタッフ双方に寄り添って行動することを大切にしています。
入社してからは、「調整力」が身についたと思います。例えば、クライアントから求められる人物像の条件が高すぎてしまうと、すべてマッチする人材をご紹介することが難しくなってしまいます。そんな時には「何がMustで何がWantか」を入念にヒアリングすることで、条件を緩和しつつもご満足いただける内容で契約できるよう調整します。これは、スタッフの方へのヒアリングでも同様の意識で臨んでいます。
また、企業特性を感じ取れるようになったことも大きいです。クライアントが、静かなオフィスで黙々と業務をするといった仕事内容で募集されている場合、前職では和気あいあいとした雰囲気で勤めていたスタッフを紹介しても、マッチングしにくい傾向があります。長期的な雇用関係が結べるよう、環境面を含めた企業特性の見極めが大事です。とはいえ、まだ自身も経験が浅いので、先輩や上司への報・連・相を徹底し、物事の考え方や優先順位など、適材適所でしっかり判断できるよう努めています。先輩のなかには、派遣契約期間を終えて退職されたスタッフの方から、「お仕事を紹介してほしい」と個人的に相談される方も。それはきっと、スタッフの方からよほど信頼されているから。私も、いちパートナーとして、スタッフの方にとって頼りがいがある存在になりたいと思っています。
そんな私にも同じ部所に1つ下の後輩がいます。助言を求められたときには、いつでもフォローできるよう努めています。また、都度「困っていることはない?」と声をかけ、一人で悩みをかかえることのない環境づくりを意識しています。改めて振り返ってみると、私が入社して間もないときに先輩もよく声を掛けてくださったな、と。なので、次は私の番だと思って行動しています。
トヨタエンタプライズには多くの事業があって、多方面からお客様ニーズにお応えできることが強みです。だからこそ、部同士が連携すれば相乗効果が高いと思っています。つい先日も他部所の方から、「今お取引しているクライアントが人材を探しているようだから、話を聞いてほしい」と、新規のクライアントを紹介してもらいました。また、さまざまな部所と関わるなかで、自分がいま担っている役割や仕事が、実はとても貢献度の高い仕事であることに改めて気づかされ、刺激を受けることもあります。トヨタエンタプライズはジョブローテーションが活発な会社です。これまでに得た知識やノウハウを活かしながらさらに幅広い経験を積み、将来はジェネラリストとして活躍できる人材を目指したいと考えています。
グループメンバーと打合せ中。各担当案件の進捗や市場動向についての情報共有を定期的に行っています。
身体を動かすことが好きで、休日は登山やアスレチックなどに行き、リフレッシュしています。
※掲載内容は取材当時のものとなります
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